愛は許す

たぶん10年以上ぶりに、高橋信次さんの著書の一冊を読み返しています。(以下引用です)
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「心の原点」(高橋信次)より

大自然の支配者である神は、公平にして無私、
人もまた、平等にして差別のない心の所有者である。

それなのに、人の世は能力の別、好みの別、体力の別、知識の別、節度の別、
生まれた環境の別があり、喜怒哀楽にも、相違が出ているのはなぜだろうか?

働く者とその義務を怠る者、行動する者と傍観する者、学ぶ者と享楽に耽る者、
今日に生きる者と明日を楽しむ者、健康な者と病弱な者、自分にきびしい者と
人を責める者、愛情深い者と薄い者、和合を旨とする者と争いの種を蒔く者、
謙虚な者と自分を高く見せようとする者、責任を果たす者と依頼心の強い者、
足ることを知る者と欲深き者…。
こうした相違が、平等であるべき人間に不平等を造り出している。

しかし、神は、決して人間を不平等には扱ってはいない。
自らの心に思うことと行うことの調和度がその人をつくり、
正しい者達の心には、光明が射し、安らぎに包まれるのである。

(中略)

神は、平等に、慈愛の光をそそいでいる。
それを、受けるか受けないかは、
その人の心と行いによるだろう。
愛とは、寛容である。包容力である。
許すことである。


もし、この地上に愛がなければ、人の世は、水のない砂漠を行く旅人のように、
飢渇に泣き、他をかえりみるいとますらないであろう。

愛は助け合い、補い合い、かばい合い、許し合う、そのなかに生きている。
愛は、神の光なのである。地上の灯なのである。
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心の原点―失われた仏智の再発見 (心と人間シリーズ)

高橋 信次 / 三宝出版


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by palty-yuria | 2011-05-27 09:49 | こころの奥深く