天国はどこにある?

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ずっと考えてきたことがあります。
それは、この先東京に戻って仕事を続けるかどうか? …ということ。
両親の体調もずいぶん落ち着いてきたし、車で2時間の場所に姉が住んでるし
後はヘルパーさんや地域のバックアップ体制が整えば、来年あたり東京に戻って
月2回ほど実家に泊まって、両親の面倒をみる事も可能なのではないかと… 
私の事を心から案じて下さる方たちの勧めもあって、ずっと検討してきました。

しかも、東京で働いていた企業の担当者から直々に
「戻ってきませんか?」との嬉しい連絡もあり
(派遣社員としてじゃなく、企業からの直接雇用で…との、滅多に無いお話です!)
「最高の職場環境で素晴らしい仲間に囲まれ、遣り甲斐のある仕事を続けられる」
そんな夢のような話に、私の心はグラグラと揺り動かされました。

東京に戻りたかったのは、もちろん、仕事だけが理由ではありません。
たくさんの友人や、長年かけて築き上げた人間関係。趣味のネットワーク。
そして何よりも車なしで快適に暮らせる環境。大好きな大山の街と緑。
一言ではとても表現しきれない思いが、深く深く魂に刻まれているのです。

でも昨日、両親に私は告げました。
「東京には戻らない。パパとママが必要な間は、ずっとココに居るよ」 …と。

やっと、本当に、わかったのです。

私の天国は、いつだって、「今居る場所」なんだと。
思い出の場所は、決して消えない。なくならない。
私が本当に望みさえすればいつでも行くことができるし、住むこともできる。
もしそこに、私を待っていてくれる人がいるなら、いつだって飛んでいくから。

そのとき
ふだんは認知症特有の、光の薄いぼんやりとした瞳の両親が
驚くことにその瞬間、昔のパパとママの顔に戻りました。

輝く光に全身が包まれて、ニッコリ笑って座っていました。

その後ろには、大勢の人たちが並んで笑顔でたっていて
私が生まれる前に亡くなって一度も会った事のない、おばあちゃんが
両掌を合わせて涙を流しながら、私に何度もうなずいてくれました。

他にも、とても文章では書ききれない、たくさんの奇跡がありました。

その場では私はずっと笑顔だったけど… 
庭の掃除で一歩外に出たら涙が溢れて止らなくなり
かすむ景色の向こうには、見た事もないような、美しい虹がかかっていました。

悲壮な決意なんかじゃ、ない。
私の薔薇色の人生は、これからもずっと続くのだ!
結婚も… 全然あきらめてないで~す!!(笑)

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画像は、懐かしい東京の職場前の小路。お昼休み、よくここを散歩しました。
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by palty-yuria | 2009-04-28 09:33 | こころの奥深く